先端科学技術戦略早朝討論会

開催スケジュール・話題提供者・討論の注目点

開催時間 8:10~9:45 (但し、第2回は8:10~9:30)

   
第1回  平成29年4月26日(水)
演題 「創発物性科学が拓く未来」
理化学研究所創発物性研究センター 十倉好紀 氏
討論の注目点:創発物性科学は、従来の物性科学が一電子の動きを中心に物質の性質を議論していたのに対し、多電子の相互作用も含めた動きを総合的に理解しながら物質の性質を議論する科学です。そのような科学が拓く世界では、材料はどう変わるのでしょうか。
   
第2回  平成29年5月24日(水)
演題 「科学技術系人材輩出の今後」
東京工業大学学長  三島良直 氏
討論の注目点:世界最高の理工系大学を目指す三島先生。グローバル化対策ばかりではありません。学生のやる気を涵養するとは?リベラルアーツの効用とは?課程博士の輩出を産業界が受け入れ易くする秘策は?「世界最高」への要望は際限がありません。
   
第3回  平成29年6月28日(水)
演題「これからのナノエレクトロニクス」
産業技術総合研究所 秋永広幸 氏
討論の注目点:20世紀後半のエレクトロニクスの発展は、人類史上ダントツで最速のプロジェクトと言われます。それは、世界中の人々が信じたムーアの法則があったから。Not Anymore! 指針が無くなったら、開発はてんでんばらばらになるのでしょうか?2017年は半導体の年。その後は?
   
第4回  平成29年7月26日(水)
演題「高齢化社会における骨の健康を科学する:骨疾患の予防と治療」
-ゲノム編集と生命倫理の話題を少し含みます-
東京農工大学副学長 宮浦千里 氏
討論の注目点:2007年生まれの英国人は、半数が100歳まで生きるという。日本も同様?でも現実には克服すべき問題山積で、高齢化社会のリテラシーが不可欠。骨はその根幹。みんなで長生きを目指すには?喫緊には、ゲノム編集という人体改造と、生命倫理という問題もあります。
(注目点は変更の可能性があります。)
   
第5回  平成29年8月23日(水)
演題「ヨッタ(10^24)スケールデータの研究プラットフォーム」
東北大学電気通信研究所教授 村岡裕明 氏
討論の注目点:インターネットの浸透とともに際限なく拡大する情報(データ)の世界。その増加率はすさまじく、サーバの容量ばかりでなく、維持のための電力消費量も人類の文化を脅かしています。いらないデータは廃棄するのが基本常識。しかし「廃棄」を決めて実施するのは誰?また、どうやって?
   
第6回  平成29年9月27日(水)
演題「量子科学技術の展望」
東京大学教授新領域創成科教授 雨宮慶幸 氏
討論の注目点:現在の情報通信は、ビット列の配信で、ビット処理は伝統的な機械式を電子式に置き換えたCPU。どんなに並列を重ねても、基本はソロバンと同じ。量子ビットは、量子の「重ね合わせ」状態や「もつれ」状態という量子のふるまいを活用した演算です。どんな応用が可能なのか、その実現はいつなのでしょうか。量子情報処理・通信・暗号、量子計測などを含む量子科学技術の展望に関して話題提供します。